ニュー・オーダーの伝説「Blue Monday」爆売れ→まさかの大赤字www

挿話
1983年、ニュー・オーダーの「ブルー・マンデー」は世界的な大ヒットとなった。しかし、レコード会社は、その豪華なデザイン(フロッピーディスクのように見えるダイカット仕様)のために、このシングルで損失を出した。当時、彼らはこの曲がチャートインするとは思っていなかったため、この出費を正当化した。

どんな話題?

「Blue Monday」は、New Orderがアンコールの代わりに、ボタン一つで演奏を終われるようにという発想から生まれた曲。 驚くべきことに、あの印象的なフロッピーディスク型ジャケットが高コストで、1枚売れるごとにレーベルは損をしていたそう!誰もが売れないと思っていたから、コストを気にしていなかったとは…。 でも、この曲はダンスフロアを席巻し、メガヒットを記録。 先日、とあるレコード店で「Blue Monday」のジャケットを眺めていたら、隣にいたおじさんが「当時、この曲がかかるとフロアがドヨーンと盛り上がったんだよなぁ」と、遠い目をして呟いていました。爆音で鳴り響くシンセの音色、あの独特の陰鬱な雰囲気が、逆に人々を惹きつけたのかも?

イメージ画像 ニュー・オーダーの「ブルー・マンデー」は1983年に大ヒットしたが、フロッピーディスク風の凝ったデザインが災いし、レコード会社は損失を出した。チャート入りしない予想でデザインに費用をかけたため。

みんなの反応


お前みたいなやつが金失うってどんな気分? ざまあwww
なんでクソレコードの写真がないんだよ! ふざけんな!
もっと詳しく知りたきゃ「24アワー・パーティ・ピープル」を見ろ。当時のマンチェスターシーンを描いためっちゃ良い映画だぞ。
ダイカットに加えて、カバーの印刷には特殊なインクがいくつか使われてて、さらに(銀色の)メタリックインナースリーブまでついてたんだぜ。そりゃ印刷代がアホみたいに高くなるわ。
この曲は、ニュー・オーダーがアンコールをしなかったから作られたんだぜ。メンバーの4人のうち3人はジョイ・ディヴィジョンにいたけど、そっちもアンコールしなかったんだよな。
それってレーベルの社長が流したただの噂だと思ってたわ。
まだ聴いたことないお子ちゃまのために貼っとくぞ。この曲はマジでモンスターヒットで、その後の20年間、銀河中のすべてのダンスクラブで流されたんだぜ。
写真にリンク貼るやついんの? マジ?
フロッピーディスクみたいにレコード盤自体がカットされてるバージョンをクソほど探してもうたわ。俺みたいにラリってるやつで同じこと考えてる奴、マジで時間の無駄だからやめとけ。あれはジャケットがダイカットされてるだけだから。クソが! タイトル詐欺だぞ!
これチェックしとけ… Song Exploder podcast:
最初のアルバムが、ある意味イアンがあの世から作ってるっていう事実が最高すぎる。
証拠は?
マジかよ! それはヤバいコレクターズアイテムだな。どんなのかググってみるわ。
あー、レコード盤自体がフロッピーディスクの形にカットされてるのかと思ったわ。
「社長! 売れば売るほど赤字です!」 ※会計士が震えながらスプレッドシートを読む
今更知ったわ。「ブルー・マンデー」が当時めっちゃ流行ったとか。俺は大好きだったし今でもたまに聴くけど、そんなにデカいヒットだった記憶がないんだよな。例えばバングルスの「エジプシャン」みたいに。
> 1983年、ニュー・オーダーの「ブルー・マンデー」(FAC 73)は国際的なチャートヒットとなった。しかし、レーベルは利益を上げることができなかった。なぜなら、オリジナルのスリーブはダイカットされ、フロッピーディスクのようにデザインされていたため、製造コストがあまりにも高く、レーベルは1枚売るごとに0.05ポンド(2023年の0.21ポンドに相当)の損失を出していたからである。サヴィルは、Factoryの誰も「ブルー・マンデー」が商業的に成功するとは予想していなかったため、コストが問題になるとは誰も考えていなかったと述べている。
1982年ってコモドール64の時代か? 俺はVIC-20だったわ。ワロタw
もしかしてハリウッド会計で純利益のパーセンテージを支払うのを避けてるんじゃないの?
この曲、リミックス無限にあるからな。他の曲もチェックしてみろ。YouTubeにピール・セッションのやつあるぞ。
チャートインすると思ってなかったんなら、なんでシングルリリースにそんな金かけるんだよ? 頭おかしいだろ。
サンクス
最高のロジックだな。「おい、これ赤字になるぞ! よし、もっと赤字を増やそう!」

New Order「Blue Monday」成功と赤字の物語

New Order の代表曲である Blue Monday は、単なるヒット曲という枠を超え、音楽史、テクノロジー、そしてレーベルビジネスの交差点に位置する複雑な物語を秘めています。この記事では、Blue Monday を中心に、New Order、そして彼らが所属した伝説的なインディペンデントレーベル Factory Records の関係を、分析と統計を交えながら掘り下げていきます。 New Order は、Joy Division というポストパンクバンドのメンバーが、ボーカルのイアン・カーティスの自殺後、新たな出発として結成したバンドです。彼らは、従来のロックの枠組みにとらわれず、エレクトロニックミュージックの要素を大胆に取り入れました。Blue Monday は、そのサウンドを象徴する楽曲であり、シンセサイザーとドラムマシンの使用、反復するベースライン、そして抑制の効いたボーカルが特徴です。1983年にリリースされたこの曲は、当時としては異例の12インチシングルとして発表され、クラブシーンを中心に爆発的な人気を博しました。 Blue Monday の成功は、商業的な数字にも表れています。全世界で数百万枚を売り上げ、特にイギリスではインディーズレーベルからのリリースとしては異例のセールスを記録しました。しかし、驚くべきことに、Blue Monday は、Factory Records にとって大赤字の原因となりました。その理由は、ピーター・サヴィルがデザインした斬新なジャケットにあります。フロッピーディスクを模した複雑なデザインは、印刷に多大なコストがかかり、1枚あたり数ペンスの損失が出ていたと言われています。一説には、1枚売れるごとに5ペンスの赤字が発生していたとも言われています。 この事実は、Factory Records の創業者であるトニー・ウィルソンの哲学を象徴しています。「利益よりもアートを優先する」という彼のポリシーは、斬新な音楽やアートを世に送り出す原動力となりましたが、同時に経営的なリスクも伴っていました。Blue Monday のジャケットのコストを抑制すれば、より多くの利益を上げることができたでしょう。しかし、ウィルソンはアートとしての完成度を優先し、結果的に経済的な損失を甘んじて受け入れたのです。 Blue Monday の成功は、New Order を世界的なアーティストへと押し上げました。彼らはその後も数々のヒット曲を生み出し、エレクトロニックミュージックの進化に大きく貢献しました。Blue Monday は、単なるダンスミュージックとしてだけでなく、その革新的なサウンドとアートワーク、そして赤字という逸話を通じて、音楽史における重要な位置を占めています。また、インディーズレーベルが商業的な成功を目指す上で、アートとビジネスのバランスをどのように取るべきかという教訓を示唆しています。 Blue Monday の発売から数十年経った今でも、その影響力は衰えることを知りません。多くのアーティストに影響を与え、リミックスやカバーも数多く制作されています。ストリーミングサービスの登場により、音楽の聴き方が大きく変化した現代においても、Blue Monday は頻繁に再生され続けており、その普遍的な魅力は色褪せることがありません。それは、New Order の才能、Factory Records の精神、そしてBlue Monday 自体が持つ革新性の証と言えるでしょう。

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