ニュージーランド、核の傘外れ!86年、軍縮訴えで米に見捨てられ無防備に…

挿話
1986年、ニュージーランドは世界の軍縮を訴えたことを理由に、アメリカの「核の傘」から外されました。これは、いかなる国もニュージーランドを攻撃しても、アメリカの核報復を受けることなく済むことを意味します。

どんな話題?

ニュージーランドとアメリカの険悪な関係… 実は「核」が原因?! 世界地図にニュージーランドが載っていない謎の図解から始まるこの議論、実は1986年に遡るANZUS条約をめぐる出来事でした。ポイントは、ニュージーランドが核兵器搭載艦の入港を拒否したこと。アメリカはそれを「敵対行為」と捉え、事実上ANZUSからニュージーランドを除外した、というわけです。

多くのコメントは、アメリカによる「処罰」ではなく、ニュージーランドの核不拡散への強い意志の表れだったと主張。アメリカがニュージーランドへの核攻撃を約束しなくなったことを「処罰」と呼ぶのはおかしい、との意見が多数を占めています。 中には「ニュージーランドを攻撃する理由なんてない」「攻撃したらゴジラが現れるぞ!」なんてユーモラスな意見も。まるで映画のワンシーンのようですね。

私の調査(?)によると、この出来事を機に、ニュージーランドは独自の平和主義を貫くイメージが定着。逆にアメリカは、条約や協定を守らないイメージがついてしまった… なんだか複雑な関係ですよね。 この出来事は、国際関係における核兵器の存在の重さと、小さな国の揺るぎない信念の強さを改めて感じさせてくれます。 世界平和… 遠いようで、意外と身近な問題なのかもしれませんね。 「ANZUS」って覚えにくいし… ちょっと語呂が悪い気がするのは私だけでしょうか?


イメージ画像 1986年、ニュージーランドは世界的な核軍縮を提唱したため、アメリカの核の傘から外された。これは、ニュージーランドが核攻撃を受けても、アメリカが核報復を行わないことを意味し、他の国からの攻撃に対して無防備になったことを示している。

みんなの反応


オーストラリアは核軍縮支持国なのに、核の傘の下にいるって言うんだから、わけわかんねえよな。ニュージーランドは米国の核搭載艦の入港を禁止したから、除外されてるんだろ?
また地図から消されてるのかよw 最高だな!
違うだろ!ニュージーランドは「核兵器を搭載してないって宣言しない限り、米軍艦艇を入港させねえ」って言ったんだ。アメリカはノルウェーには確認・否定どっちもしてやったのに、ニュージーランドには拒否。完全に砂に線を引くような真似して、ニュージーランドはビクともしなかったんだよ!
ニュージーランドは「核使いたくねえし、他国にも我々の代わりに核使われたくねえ。そもそも同盟国が核搭載艦を港に入れたくねえ」って言ってたんだろ。
そもそもニュージーランドと戦いたがる奴なんているのか?みんな超クールじゃん。
ニュージーランドを滅ぼしたい国があるとしたら、それはオーストラリアだけだろ。それもネタでやるだけだがな。
ANZUSって略称、ダサすぎだろ。
米国*から見てな。
今時、真剣に世界的な軍縮を推進してる連中なんているのか?
まず地図でニュージーランドを見つけなきゃいけねえだろ。
ニュージーランドとあと100ヶ国くらいだろ。
考えろよ。ニュージーランドなんて小さい島国だ。主要都市をいくつか核攻撃すれば、報復する意味がどこにある?両島とも住めなくなっちまうんだぞ。何の理由もなく他国の言いなりになる必要はないんだよ。
1986年から2012年までだって、アメリカがニュージーランドへの攻撃を許可する可能性はゼロだった。仮にそうだったとしても、2007年からニュージーランドは参加を再開し、2012年以降は他のファイブ・アイズ加盟国と同様に扱われている。つまり親密な同盟国なんだよ。
イギリスが報復するだろうな。同じ君主を戴いているんだからな。
残念ながら、アメリカの最も近い同盟国でさえ、アメリカが条約や協定を無視したりサボタージュしたりしないか信用してないんだ。
核攻撃されたら、その後誰が何をするかなんてどうでもよくなるだろ。
いい加減にしろよ!ニュージーランドは核搭載艦と核兵器搭載艦の入港を禁止したんだ。「USSビューキャナン」だって入港拒否されたんだぞ。理由は、アメリカが核能力の有無を確認・否定を拒否したからだ(ほぼ確実に核能力はなかっただろうが)。
地図がだな。アメリカが青じゃねえし、ロシアが黄色じゃねえぞ。
誰か、シャイアのことを考えてくれ!
誰もニュージーランドを核攻撃しないだろ。そんなことしたらゴジラが生まれるぞ。
メキシコが地図に載ってないのが意外だな。
1986年か…またしてもロナルド・レーガン狂気の共和党大統領だな。
ああ、サンキューな。
典型的なアメリカだな。もしかしたら他の国を恐怖に陥れるから、核攻撃されようとしてるのかもな。

ニュージーランドと核:平和主義と安全保障

ニュージーランドと核兵器:アメリカの核の傘放棄と平和主義の堅持

ニュージーランドアメリカ合衆国の関係は、冷戦期における核兵器問題を巡って複雑な様相を呈してきました。1986年、ニュージーランドは核兵器搭載艦艇の入港を禁止する政策を採択し、これによりアメリカとの関係は冷え込み、事実上、アメリカの核の傘から外れることになりました。「ニュージーランド、核の傘外れ!86年、軍縮訴えで米に見捨てられ無防備に…」という記事のテーマにもあるように、この出来事はニュージーランドの安全保障戦略、そして日米関係にも大きな影響を与えました。本稿では、この出来事の背景、その後のニュージーランドの対応、そして今後の課題について分析します。

冷戦時代、アメリカは世界中に核兵器を配備し、その傘下に多くの同盟国を置いていました。この「核の傘」は、同盟国への直接攻撃を抑止する役割を果たしていました。しかし、ニュージーランドは、核兵器の拡散防止と軍縮を強く訴える平和主義国家でした。そのため、核兵器搭載艦艇の入港を認めることは、自国の信条に反すると判断したのです。これは、単なる外交上の問題ではなく、核兵器に対する倫理的な立場、そして国家としてのアイデンティティをかけた決断でした。

1985年、ニュージーランドの労働党政権は、核兵器搭載艦艇の入港禁止を公式に発表しました。この政策は、アメリカにとって大きな衝撃でした。アメリカ海軍は太平洋地域の重要な基地をニュージーランドに有しており、その入港禁止は、戦略的な影響力を低下させるものでした。結果として、アメリカはニュージーランドとの軍事協定を事実上破棄し、「核の傘」から外しました。これは、ニュージーランドにとって安全保障上のリスクを高めるものでした。統計的には、この後、ニュージーランドに対する潜在的な脅威を直接的に示す数値は見当たりませんが、核兵器保有国による抑止力が弱まったことは事実であり、周辺国の軍事動向や地域情勢の変化に対する警戒感が増したと推測できます。

しかし、ニュージーランドは、アメリカの圧力にも屈せず、独自の安全保障戦略を模索しました。アメリカとの関係悪化は避けられませんでしたが、ニュージーランドは、オーストラリアや他の太平洋諸島国との関係強化、国連など国際機関を通じた外交努力によって、安全保障上の脆弱性を補おうとしました。これは、小国が強国に対抗する戦略として、国際協調を重視した独自の外交アプローチとして評価できるでしょう。

その後、冷戦終結後も、ニュージーランド核兵器廃絶に向けた活動を継続しています。国連における軍縮交渉への積極的な参加や、核実験反対運動への支援などがその例です。ニュージーランドのこの一貫した姿勢は、国際社会において高い評価を受けており、軍縮運動のシンボル的な存在となっています。しかし、核兵器という脅威が完全に消滅したわけではないため、ニュージーランドの安全保障問題は依然として課題であり続けます。

ニュージーランドのケースは、核兵器と国家安全保障の複雑な関係を示しています。核の傘という一見安全な枠組みが、一方で、独自の安全保障政策の追求を阻害する可能性を示したと言えるでしょう。また、小国が強国に対して、自国の信条を貫くことで、国際社会に大きな影響を与えることも示しています。核兵器時代において、国家間の関係は、軍事力だけでなく、外交力や倫理的な立場も重要な要素となることを、ニュージーランドの経験は改めて教えてくれます。

今後のニュージーランドにとっての課題は、変化する国際情勢の中で、平和主義の理念を維持しつつ、現実的な安全保障戦略を構築していくことです。これは容易ではありませんが、ニュージーランドの経験は、世界中の平和主義を訴える国々にとって、貴重な教訓となるでしょう。そして、核兵器廃絶に向けた国際的な取り組みを加速させるためにも、ニュージーランドの努力は重要であり続けるのです。

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