スピルバーグ監督「E.T.にM&M’s使いたかったのに…」→マーズが脚本見せろと→拒否!→代わりにReese’s Pieces

挿話
スティーブン・スピルバーグは当初、E.T.でM&M’sを使いたかったが、マース社は脚本を見てから決めると返答した。映画の内容を明かしたくなかったスピルバーグは、代わりにリーシーズ・ピーセスを使うことにした。

どんな話題?

映画史に残る大ヒット作「E.T.」で、当初オファーされたM&Msが使用を拒否し、代わりにリーシーズ・ピーセスが採用されたのは有名な話。この決断が、当時無名だったリーシーズ・ピーセスを一躍有名にしたことは間違いありません。映画公開後、劇場は急遽リーシーズ・ピーセスを仕入れる騒ぎになったとか。

もしM&Msがオファーを受けていたら…?想像するだけでゾッとしますね。リーシーズ・ピーセスは、E.T.の指先からポロポロと落ちるカラフルな粒として、映画史に燦然と輝く存在となったのですから。まさに「棚からぼたもち」。でも、個人的にはリーシーズ・ピーセスって、ちょっとピーナッツバターが強すぎると感じるんですよね。たまには無性に食べたくなるんですけどね!

そういえば、以前テレビで見たのですが、あるお菓子メーカーが映画への商品提供を断った際、そのお菓子が劇中に登場するシーンを全てCGで別の商品に差し替えたそうです。その執念たるや…。映画製作の裏側って、本当に色々なドラマがあるんですね。


イメージ画像 スティーブン・スピルバーグは当初E.T.にM&M’sを使いたがったが、マースは脚本を要求。映画の内容を明かしたくなかったスピルバーグは、代わりにリーシーズ・ピーセスを使用した。

みんなの反応


当時マジで覚えてるわ。リーシーズピーセスなんて誰も知らなかった。\
マース、盛大にやらかしたな。\
映画公開時、ほとんどの映画館が慌ててリーシーズピーセスを仕入れたんだよな。\
これマジ面白いな。\
大失敗。\
小説版にはM&M’sが登場してるんだってよ。
リーシーズピーセスは実際美味い。\
マットルもトイストーリーでバービーを使うの拒否ったんだっけ。
どう考えてもリーシーズピーセスの方が美味いだろ。
あの記事、クソ読みにくいの俺だけ?\
かわいそうなM&M’s。\
関係ないけど、バターフィンガーBBsが恋しい。
ソースある?\
リーシーズってピーナッツバターカップ作る以外に、宣伝しかしてないんじゃないかってくらい宣伝してるよな。\
確か小説版では、ETがキャンディに書かれた「M」の文字を見てたはず。
どう考えてもリーシーズピーセスの方が遥かに美味い。
リーシーズピーセスは、あれがなくても自然に売れたはずだって主張は、リーシーズピーセスに対する侮辱だわ。\
子供の頃、おばあちゃんと一緒にあの映画見たんだけど、二人とも泣いたわ。\
ちょっと面白い豆知識:Reese’s Piecesは韻を踏んでる。\
スピルバーグ監督、今の俺の名前と肖像、自由に使ってくれ。\
なんで最初にスピルバーグを疑うんだよ。\
映画公開後、リーシーズピーセスの売り上げは急上昇したんだよね。
小説版ではM&M’sだけど、単なる「m」じゃなくて「M&M」ってスタンプされてる。
小説版ではM&M’sだよ。\
火星に生命がいる証拠だな。
この話、俺のポッドキャストで聞いた?
ETが「E.T.」に関する記事を書くとか最高じゃん。
リーシーズピーセスは大好きだけど、ピーナッツバターのバランスを取るために、チョコレートボタンをもっと加えて欲しいな。\
大作映画がちょっとした物を許可を得ないと使えないってのがいつも驚きだわ。\
俺が子供の頃オーストラリアじゃリーシーズピーセス売ってなかったから、友達みんなM&M’sだと思ってたわ。
第三候補のSixletsにならなくて良かったってことで一致できる?\
スティーブン・フリーキング・スピルバーグだぞ。\

E.T.とReese’s Pieces、戦略の明暗

スティーブン・スピルバーグ監督の不朽の名作「E.T.」と、その劇中でE.T.を誘い出すために使用されたお菓子「Reese’s Pieces」、そして当初使用が検討された「M&Ms」という3つのキーワードは、単なる映画の小道具以上の意味を持っています。この出来事は、マーケティング戦略、ブランド認知度、そして映画史におけるプロダクトプレイスメントの重要性を示す好例と言えるでしょう。

映画制作当時、スピルバーグ監督はE.T.をおびき寄せるためのお菓子として「M&Ms」の使用を希望していました。しかし、M&Msの製造元であるマース社は、脚本の内容を確認させてほしいと要求しました。これは当時の慣習としては異例であり、スピルバーグ監督はこれを拒否しました。M&Ms側としては、自社のブランドイメージが映画の内容によって損なわれることを懸念したためだと考えられます。

一方、ハーシー社は、スピルバーグ監督からの依頼を受け、新商品であった「Reese’s Pieces」を映画に登場させることに合意しました。ハーシー社は、映画「E.T.」へのプロダクトプレイスメントを通じて、Reese’s Piecesの認知度を飛躍的に高めることを期待しました。その結果、映画公開後、「Reese’s Pieces」の売り上げは急増し、ハーシー社は大きな成功を収めました。一部の統計では、公開後数週間で売り上げが65%も増加したとされています。

この事例は、プロダクトプレイスメントが企業のマーケティング戦略においていかに強力なツールとなりうるかを示しています。映画という強力なメディアを通じて、潜在的な顧客に直接的にアピールすることで、ブランド認知度を高め、売上を増加させることが可能です。特に、家族向けの映画においては、子供たちの記憶に残りやすく、長期的なブランドロイヤリティの構築に繋がる可能性があります。

また、この出来事は、企業のブランド戦略におけるリスク管理の重要性も浮き彫りにします。マース社は、自社のブランドイメージを保護するために、映画への協力を見送りました。これは、短期的には機会損失に見えるかもしれませんが、長期的にはブランド価値を守るための賢明な判断であったとも言えます。企業は、自社のブランドイメージと映画の内容が一致するかどうかを慎重に検討する必要があるのです。

「E.T.」における「Reese’s Pieces」の使用は、映画史におけるプロダクトプレイスメントの成功例として広く知られています。しかし、この成功は、スピルバーグ監督の創造性と、ハーシー社の積極的なマーケティング戦略、そしてマース社の慎重なブランド戦略が組み合わさった結果と言えるでしょう。この事例は、現代のマーケティング戦略を考える上で、多くの示唆を与えてくれます。

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