【マジか】自由の女神像もリオのキリスト像も超える巨大モニュメントがセネガルにあった

挿話
ニューヨークの自由の女神像やリオデジャネイロのキリスト像よりも高い、セネガルのダカールにあるアフリカ・ルネサンスの像。

どんな話題?

セネガルの首都ダカールにそびえ立つ「アフリカ・ルネサンスの像」。その壮大な姿は一見の価値あり!親子が天を仰ぎ見るダイナミックな構図は、まさに圧巻です。像の内部には展望台もあり、ダカールの街を一望できる穴場スポットとしても人気を集めているんだとか。

しかし、この像、実は建設を巡って様々な問題も…。IMFから「重債務貧困国」に指定されているセネガルで、総工費2700~3000万ドル(約40億円以上!)という巨額の費用が投じられたこと。しかも、建設は北朝鮮の企業が担当したというから驚き桃の木!さらに、当時の大統領が像の著作権料を個人的に受け取るというスキャンダルもあったとか…。地元住民からは、そのデザインや向き、そして何よりも費用対効果に「?」という声が上がっているんだとか。

先日、ダカール出身の友人と話していたら、「あの像、遠くから見ると確かに迫力はあるけど、近くで見ると…ちょっとねぇ」と苦笑いしていました。像の足元にある広場では、たまに露店が出ているらしいのですが、ほとんど人が寄り付かないらしいです。像だけが、ポツンと寂しげに立っているみたいで、なんだか切ない気持ちになりますね。まるで、アフリカの複雑な現状を象徴しているかのよう…なんてね。


イメージ画像 セネガルの「アフリカ・ルネサンスの像」は、ニューヨークの自由の女神像やリオのキリスト像よりも高い巨大モニュメント。

みんなの反応


マジかよ、こんなの初めて知ったわ。 エピックじゃん。
セネガルって人間開発指数193カ国中169位だし、IMFから「重債務貧困国」認定されてるし、このモニュメント建てられた時、当時の大統領が自分のイメージのIP権の35%を主張して大スキャンダルになったんだぜ。
2015年に2週間ダカールにいたけど、最初はバイク売ろうとして、そのあとアクラ行きの飛行機待ってたんだよね。素敵な街で、見るところもたくさんあるし、ご飯も美味しいし、ナイトライフも最高。しかもマジでアフリカって感じ。
ちょっと聞いてくれよ。これ北朝鮮が建てたらしいぜ。
この像のこと、Map Menって動画で知ったわ。
これ建てた元セネガル大統領ウェイドのWikiページ見てみたら、外国の文化ってマジでヤバイって再認識したわ。
君らの例に出してるやつ、規模的に全然大きくないからな?
批評家じゃなくてゲーマー向けにデザインされてんだろ。
やっぱナシ!やっぱりこれも大抵のものと同じで:大したことなかったわ。感動したの撤回する。
北朝鮮製だってよ
今年見てきた!マジかっこいいよ。中にも入れるし。
豆知識だけど、男の頭まで登れるし、街全体が一望できるんだぜ。
へー!でも赤ちゃんの抱き方ぎこちねーな。
体つきがマジ理想
かっこいい!こんなのあるの知らなかった
GDPのめちゃくちゃ高い割合を費やしてそう。
ちょっとだけ訂正。アフリカ・ルネサンスのモニュメントは171フィート(約52メートル)で、自由の女神は305フィート(約93メートル)だよ。こういう美しい芸術作品について知るのは素晴らしいけど、ディテールは正確にね!
マジイケメン
ファシズムっぽいと思ってたわ。
[deleted]
アフリカのソ連って感じ。
ちなみに、北朝鮮の技術者に依頼したっていう伝説があるらしいぞ。
個人的には、モニュメント/像の大きさと国の貧困には相関関係があると思う。国民が貧しいほど、腐敗した政治家は「お前らが貧しいのは知ってるけど、お前らの金で建てたこの巨大な像を見ろ。これで[国籍]であることを誇りに思わないか?(腹は減ってるだろうけど)」って感じ。
ダカールにしばらく住んでたけど、マジでクソダサいぞ。批判の一つは、モニュメントの背中が低いビーチ側にあるモスクに向いていること。像自体はコーニッシュ沿いの高い丘の上に建てられている。つまり、モスクからは女性の尻が丸見えで、地元民にはマジ不評だったっていうオチ。
いつからあるんだ? 2001年8月に行った時にはなかったけど。
巨大な像大好き。マジでクール
アフリカ・ルネサンスのモニュメントの費用は約2700万〜3000万ドル。地元でデザインされたが、北朝鮮の国営企業が建設し、平壌から輸入されたプレハブ式のブロンズ部材を使用し、大きな沿岸の丘の上の鉄骨フレームに組み立てられた。資金調達方法と大統領の個人的な利益請求が、アフリカで最も物議を醸す現代のモニュメントの1つとなった。
正直言って、見た目がマジでダサい像だな。
彼らがそのお金を食べ物や薬に無駄遣いしなかったのは良いことだ。 ← お前、性格悪すぎ!

セネガル巨大像の光と影

【マジか】自由の女神像もリオのキリスト像も超える巨大モニュメントがセネガルにあった。その裏にある光と影を徹底解説 セネガルにそびえ立つ巨大モニュメント、アフリカ・ルネサンスの像。その壮大なスケールは自由の女神やリオのキリスト像を凌駕し、セネガルの独立50周年を記念して2010年に完成しました。しかし、その建設は国内外で大きな論争を巻き起こしました。今回は、その光と影を分析し、統計データも交えながら解説します。 まず、建設の背景には、当時のアブドゥライ・ワッド大統領の強い意志がありました。ワッド大統領は、アフリカの復興と繁栄を象徴するモニュメントを建設することで、国民のアイデンティティを確立し、観光客誘致による経済効果を期待しました。像の高さは99メートルで、建設費は約2700万ドル(当時のレートで約25億円)とされています。 しかし、その巨額の建設費が大きな批判の的となりました。セネガルは、当時、深刻な貧困問題を抱えており、国民の生活水準は決して高くありませんでした。World Bankのデータによると、2010年時点のセネガルの貧困率は約46%でした。そのような状況下で、巨額の資金をモニュメントに投入することに対して、国民からは「食料や医療、教育など、より必要なものに資金を投入すべきだ」という声が上がりました。 さらに、像のデザインも論争を呼びました。北朝鮮の建設会社が制作を請け負ったことも批判の対象となりました。「なぜアフリカのルネサンスを象徴するモニュメントを、アフリカ以外の国に委託するのか」という疑問の声が噴出しました。また、像のデザインが「アフリカ的ではない」という意見や、「女性の胸が強調されすぎている」といった性的表現に対する批判もありました。 経済効果については、観光客の増加は期待されたほどではありませんでした。セネガルの観光収入は緩やかに増加していますが、アフリカ・ルネサンスの像が直接的な要因となったという明確なデータはありません。むしろ、モニュメント周辺のインフラ整備の遅れや、高額な入場料などが観光客を遠ざけているという指摘もあります。 一方で、モニュメント建設の肯定的な側面もあります。地元の雇用創出や、セネガルにおける文化的なランドマークの形成に貢献したという見方もできます。また、モニュメントの存在は、セネガルの国際的な知名度を高め、アフリカの文化や歴史への関心を喚起するきっかけにもなりました。 結論として、アフリカ・ルネサンスの像は、セネガルの独立と発展を象徴するモニュメントであると同時に、巨額の建設費、デザインの是非、経済効果など、多くの複雑な問題を抱える存在です。その建設は、開発途上国における大規模プロジェクトの意義と課題を浮き彫りにするものであり、今後のアフリカにおけるインフラ整備や文化振興のあり方を考える上で重要な示唆を与えてくれます。

コメント