【モノクロ→カラー】 アイオワ農夫レックス、タバコ巻いてる姿が哀愁

1936年12月、写真家ラッセル・リーが捉えたのは、当時の農民たちのタバコ事情を垣間見せる一枚。「仕立て屋が作ったタバコ」つまり、既製品のタバコを吸う農民はごく少数だった、という背景が読み取れます。手巻きタバコが主流だった時代、既製品は贅沢品だったのかもしれませんね。背景には、農民たちの質素な生活が見え隠れします。

写真を見て、最初はハーモニカを奏でているのかと錯覚した人がいたというコメントも面白いですね！　なんだか「ぼや～ん」とした時代を感じさせるエピソード。ところで、ふと思ったのですが、もしタイムスリップして現代の農家の方に手巻きタバコを勧めたら、どんな反応をするのでしょうか？　「え、メンドクサ…」って言われちゃうのかな？　想像すると、なんだかクスッと笑えます。

時代考証的には貴重な資料となりうる写真。しかし、背景にある人々の生活や文化を想像することで、さらに奥行きが生まれます。写真は、単なる記録ではなく、時代の空気を伝えるタイムカプセルなのかもしれませんね。