【悲報】体感温度35℃超え、健康な人も数時間で死亡する危険

挿話
今日知ったこと。「湿球温度」とは、気温と湿度の組み合わせが極端な状態を指し、約35℃に達すると、健康な人でも日陰で休んで水をいくら飲んでも、汗をかくことによって体を冷やすことができなくなる。数時間以内に死に至る可能性がある。

どんな話題?

体感温度の指標、湿球温度(wet bulb temperature)に関する話題が盛り上がっています。これは、湿度と気温を考慮したもので、人間が発汗によって体温を下げられるかを測る目安になります。湿球温度が高すぎると、発汗が機能せず、熱中症のリスクが跳ね上がります。

特に、アメリカ南東部や東南アジアなど、高温多湿な地域での危険性が指摘されており、過去には小説『未来省』でインドが壊滅的な被害を受ける様子が描かれ、話題を呼びました。ただ、日常的に起こるものではなく、極めてまれな状況であることを念頭に置いておく必要がありますね。

先日テレビで、ある気象学者が「まるで茹でダコですよ、茹でダコ!」と叫んでいました。危険な湿球温度下では、私たちの体も茹でダコ状態になりかねない、ということでしょうか。う~む、想像しただけでクラクラしますね。もしかしたら、近い将来、湿球温度アラートなるものが登場するかもしれません。


イメージ画像 湿球温度が35℃に達すると、体は発汗による冷却が追いつかず、健康な人でも数時間で死に至る可能性がある。これは、気温と湿度が高く、生命を脅かす状態である。

みんなの反応


つまり、水が無限にあったら…水に入るだろ。 当たり前じゃん
人間が蒸発によって余分な熱を放出するには、温度と湿度に十分な差が必要なんだな。 なるほどね
キム・スタンリー・ロビンソンの『未来省』は、冒頭の章でこれを壊滅的な効果として使っている。 へー、読んでみようかな
今もやってるかは知らないけど、陸軍と海兵隊は訓練のために湿球温度を監視してたな。確か、死亡の可能性がある上限くらいになったら、袖をまくらせてくれた。 袖まくり許可キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
テキサス中央部で屋外の仕事をしてるけど、毎日が湿球温度の日だよ。もう死んでるのかも。 お疲れ様です
俺の場合、キンタマ湿球温度が限界だな。 そっちかーい!
ルイジアナ州南部に住んでるけど、夏は毎日これだよ。 マジか
ルイジアナ州南部に住んでるけど、ほぼ夏の間中これだよ、マジで。 わかる
[removed]
ああ、知ってるよ。夏のアラバマって言うんだ。 言い得て妙
涼しくて乾燥してても、湿球温度ってのはあるんだよ。ただの測定値さ。高い数値だと危険な状態ってこと。 なるほど
昨日テーマパークに行ったんだけど、気温34度で高湿度だった。常に水を飲んでたよ。15分ごとに飲み物がもらえるドリンクパッケージがあって、めっちゃ飲んだ。一日中全然ションベンが出なかった。子供たちが乗り物に乗ってる間、日陰で何度も休憩した。汗が滝のように出てきて、最悪だった。 地獄絵図
これ、2023年の夏にアメリカで初めて湿球温度が35度以上になると予測/記録された時にバズったんだよね。アメリカ南東部で。
それ、湿球温度の意味と違うくね?
沖縄に住んでたことがあるけど、アメリカ南部と似たような気候なんだよね。危険な暑さと湿度の組み合わせになると、ブラックフラッグ警報が出て、冷房器具なしで10分以上外にいないように勧められた。 マジかよ
湿球温度ってのは、特定の高温とか低温のことじゃないんだよ。「体感温度」と似たような概念なんだ。
すごいな u/fearmycock ナイスハンドル
この現象で、インドかインドシナで1000万人以上の死者が出る災害が最初に起こると思う? 怖いな
新人の頃、消防隊で湿球温度を測るのが仕事の一つだった。小さいものをぐるぐる回して、湿球温度を測った。結構面白い。 へー
パニックになってる人がいるといけないから言っておくけど、こういう状況になるのは極めて稀だよ。 安心した
いわゆる「デスレイレーザー」人間は別として、先進国でこの事態が発生したとき、人間は気候変動を真剣に受け止めるようになる、というもっともな推測がある。
オハイオの天気みたいだな。 マジか
それは湿球温度の意味とは違うよ。あなたが説明したような出来事のことではなくて、温度と湿度を同時に測定する特定の方法のこと。乾球温度(一般的に言う「温度」)とは対照的に、常に空気の湿球温度を測定できる。
首筋にちょっと水をかけるだけでも違うよ。 試してみる
これが夏のイギリスの暑さがひどい理由? ありえる
南アラバマの8月みたいな感じだな。 わかる

湿球温度と熱中症:命を守るために

夏の暑さ対策として、近年注目されているのが**湿球温度**です。体感温度をより正確に示す指標として、熱中症予防に役立つと考えられています。今回は、**湿球温度**、**熱中症**、そして**気候**変動の関係について、分析や統計を交えながら解説します。記事タイトルにある「体感温度35℃超え、健康な人も数時間で死亡する危険」という状況は、決して誇張ではありません。その背景にあるメカニズムを理解することが、私たち自身を守る第一歩となります。

**熱中症**は、高温多湿な環境下で、体温調節機能がうまく働かなくなることで起こる、生命に関わる緊急事態です。従来、熱中症対策には気温と湿度、輻射熱などを考慮した**暑さ指数(WBGT)**が用いられてきました。しかし、このWBGTに含まれる要素の一つである**湿球温度**が、特に重要な役割を果たすことが明らかになってきています。

**湿球温度**とは、温度計を湿らせた布で包み、風を当てて測定した温度のことです。水が蒸発する際に気化熱を奪うため、乾球温度(通常の気温)よりも低い値を示します。つまり、**湿球温度**は、空気中にどれだけ水分が含まれているか、そしてどれだけ汗をかいて体を冷やせるかを示す指標と言えます。**湿球温度**が高いほど、汗が蒸発しにくく、体温が上昇しやすくなり、**熱中症**のリスクが高まります。

近年、**気候**変動の影響で、地球全体の気温が上昇しています。特に都市部では、ヒートアイランド現象により、局地的に気温がさらに高くなる傾向があります。単純な気温の上昇だけでなく、湿度も上昇することで、**湿球温度**が危険なレベルに達する地域が増加しています。例えば、熱帯地域などでは、**湿球温度**が35℃を超える状況も報告されています。このような環境下では、人間の体は熱を放出することがほぼ不可能となり、たとえ健康な人でも数時間以内に**熱中症**で死亡する危険性があるのです。

実際に、過去の**熱中症**による死亡者数の統計を見てみると、記録的な猛暑となった年に急増する傾向があります。また、**湿球温度**が高い日ほど、救急搬送される**熱中症**患者数も増加します。これらのデータは、**湿球温度**が**熱中症**のリスクを予測する上で非常に重要な指標であることを裏付けています。

今後の**気候**変動予測を考慮すると、**湿球温度**の上昇は避けられないと考えられます。そのため、私たちは**湿球温度**に着目した**熱中症**対策を講じる必要があります。具体的には、以下の対策が有効です。

  • こまめな水分補給:脱水症状を防ぐために、喉が渇く前に水分を補給する。
  • 適切な休憩:涼しい場所で定期的に休憩を取り、体温を下げる。
  • 通気性の良い服装:汗を蒸発させやすく、体を冷やしやすい服装を選ぶ。
  • WBGT値の確認:環境省の**熱中症**予防情報サイトなどで、WBGT値を確認し、危険な時間帯の外出は避ける。
  • **湿球温度**の意識:天気予報などで**湿球温度**を確認し、**熱中症**のリスクを把握する。

**気候**変動は、私たちの健康に深刻な影響を及ぼします。**湿球温度**という新たな指標を理解し、**熱中症**から身を守るための対策を講じることが、より重要になっていくでしょう。

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