【写真】 1848年、蜂の巣絵に見る「悪魔が女性の舌を研ぐ」奇譚

スロベニアの養蜂博物館、想像できますか？「うっとりするほど美しい」蜂の巣箱の正面パネルがズラリと並んでいるんです！

この博物館の最大の目玉は、装飾的な蜂の巣箱正面パネルのコレクション。なんと18世紀から20世紀初頭のものまで、時代を駆け抜けた貴重なパネルがずらりと展示されているんです。宗教画から世俗的な場面まで、様々なモチーフが描かれ、どれもがスロベニアの民俗文化を濃縮したかのような、繊細で力強い筆致。特に、1758年の「巡礼マリア」は圧巻の一言！思わず息を呑んでしまうほど、精緻で神聖な雰囲気が漂っていました。

実は私、取材のため、数々の養蜂場を巡ってきましたが…（汗）。正直、あんなに美しい蜂の巣箱を見たのは初めてです。まるで、タイムスリップしたかのような、不思議な感覚に陥りました。パネルの色彩は、時間の経過によって微妙に変化し、まるで歴史が語りかけてくるよう。その奥深さに、完全に魅了されてしまいました。これらのパネルが、スロベニア独自の伝統を象徴していること、そして、その伝統が現代に受け継がれていること、その事実の重みに、ちょっと胸が締め付けられる思いです。現代社会において、こうした伝統技術の保存・継承の重要性を改めて考えさせられました。